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瀬名秀明がゆく!column

2006.3.3更新
瀬名秀明さん、特任教授就任記者会見!

 去る1月17日、東京・丸ビル「コンファレンス・スクエア」において、瀬名秀明さんの東北大学SF機械工学企画担当特任教授就任に関する記者会見が行われました。瀬名さんのほか、東北大学副工学研究科長の佐藤正明教授と工学部機械系長の清野慧教授が出席。記者会見の模様は新聞各紙やテレビで報道されました。報道各社に配布されたニュース・リリースと、瀬名さんのコメントは以下の通りです。

SF作家瀬名秀明博士の特任教授(SF機械工学企画担当)就任に関する記者発表要旨

−100年後を見据えた東北大学工学部の取り組み−
 このたび、東北大学工学部では100年後の機械工学の先端を担う子供たちの夢を創出することを一つの目標に、SF作家瀬名秀明博士を機械系の特任教授(SF 機械工学企画担当)として招へい(06年1月16日着任)することになりました。
 人の夢や希望を実現すべく、原理を考えデザインし具体的な形に作りあげるのが機械工学の基本です。現在のロボティクスをはじめとする機械工学の先端の多くは、少年の頃に手塚治虫氏によって示された鉄腕アトムを夢として追いかけた人達によって担われています。
 本学工学部機械系では、100年先を見つめ、来世紀の機械工学を担う子供達が追いかけるための新たな「鉄腕アトム」を生み出すことに役立ちたいと願い、そのためには、小説などの創作を仕事とされる方の頭脳と先端的機械工学との融合の場を提供することが有効だと考えました。そして、機械工学の最先端を担う東北大学工学部機械系と、東北大学の薬学博士でかつ気鋭のSF 作家、瀬名秀明氏との組み合わせは、その融合の舞台として最適のものと考え、今回の招へいの運びとなりました。
 瀬名博士に期待している具体的な仕事は、機械系の研究者と学生およびその研究内容にできるだけ広く、深く接していただき、機械工学の先端を専門外の観点から判りやすく噛み砕き、広く一般の方々に紹介いただくことです。その仕事がSF 作家としての瀬名博士の今後の創作活動のヒントとなり、子供たちの夢を育むようなメッセージとなり、さらに来世紀の機械工学の先端へとつながれば、私たち機械系の教職員・学生としても心躍ることだと考えています。

2006年1月17日 東北大学工学部

瀬名秀明先生の記者会見でのコメント要旨
 「私の理系の専門は薬学ですが、作家として、先端の科学や工学の研究者と接する機会も沢山ありました。そのなかで、科学や工学の進歩の形には、人の夢や希望として生まれた思いが、先端的な研究へとつながり、研究成果がひとつの形となり、それがまた次の先端研究へ繋がる夢を生むという螺旋を描いて進歩・発展を続けているように見えます。中でも、機械工学の発展の姿にはその螺旋型進歩の構造が具体的に明瞭に見えるように感じます。この度、東北大学機械系の特任教授(SF機械工学企画担当)という立場で、SF作家として22世紀の先端機械工学へと繋がる進歩の螺旋に参加できることは大変エキサイティングなことと感じています」

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