東北大学機械系同窓会誌 第16号より
東北大学機械系同窓会誌 第16号より、最新のニュースに関する記事を一 部抜粋で掲載しています。工明会大運動会
平成24年度工明会大運動会は5月18日に雨の中で開会されましたが、天気予報による天
候回復とは裏腹に雨脚が強くなり、評定河原陸上競技場グランドが非常に滑りやすい状態であ
ることから、全ての競技は中止となりました。開会宣言、副会長の挨拶、優勝旗返還の開会セ
レモニーはつつがなく進み、“じゃんけん” による順位の決定と賞品の授与が行われました。当
日の夕刻に予定しておりました祝勝会は、全専攻合同による機械系懇親会として開催され、盛
況のうちに終了いたしました。
2012年度工明会大運動会順位（参考記録）
1 位 : バイオロボティクス専攻、2 位 : 化学工学専攻、3 位 : 航空宇宙工学専攻（ナノメカニ
クス専攻 : ベスト8、機械システムデザイン専攻 : ベスト16）
【杉浦 隆次 准教授（ナノメカニクス専攻）】
写真左）優勝旗の返還， 写真中）天候悪化により全競技中止， 写真右）じゃんけんによる順位決定
オープンキャンパス2012
東北大学機械系オープンキャンパス2012 が2012 年7 月30、31 日の2 日間の日程で開 催されました。機械・知能系受付に来られた見学者数は3,580 名でした。昨年は震災の影響で 来場者が3,008 人でしたが、今年は震災前のレベルに回復しました。また、工学部に来られた 来場者の半数以上が機械・知能系を来場したことからも、機械・知能系への興味の高さを実感 することができました。今後も志の高い優秀な学生が多く機械・知能系を志望することを期待 したいと思います。
【佐藤 一永 准教授（エネルギー安全国際研究センター）】
写真左）オープン講義， 写真中）自動車の過去未来館， 写真右）説明風景
IMAC-U入試報告
機械知能・航空工学科の国際学士コース（IMAC-U）の入試が、6 月28、29 日に世界6 カ 国で行われました。福西祐教授と私、伊澤はジャカルタ郊外の新都心スルポンに出向き、5 名 の受験者に対して筆記試験と面接試験を行いました。そのうち数名は、IIFE (Institute for Indonesia’s Future Excellence) からの奨学金を得て留学を目指す生徒たちです。彼らが日本と インドネシアの架け橋となり、かの国の将来を担って活躍する日も遠くないでしょう。
【伊澤 精一郎 准教授（機械システムデザイン工学専攻）】
写真左）IIFEの人たちと、 写真中）試験会場の様子， 写真右）会場となった高校
震災… その後
昨年3月11日の震災から約1年半が経ち ました。機械系は、大きな被害はなかったも のの、建物の至る所に震災で受けた亀裂等が 見られました。現在、補修中のところもあり ますが、ほとんどの建物が綺麗に蘇っており ます。ただし、お隣のマテリアル・開発（金属・ 材料）系や電子情報システム・応物（電気・ 電子）系および人間・環境（建築・土木）系 の建物は、大きな被害を受け、立ち入り禁止 になっておりました。現在、取り壊しが始ま り、数年後には新しく生まれ変わる予定のよ うです。
【小川 和洋 准教授（エネルギー安全科学国際研究センター）】
写真左）足場を組んで補修， 写真中）震災時に受けた傷跡， 写真右）マテリアル・開発系の建物は取り壊し中
