プログラム概要

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日本学術振興会「組織的な若手研究者等海外派遣プログラム」とは

平成21年度の一般会計補正予算に基づき交付された補助金により、独立行政法人日本学術振興会において、研究者海外派遣基金が設置されました。この基金が目的とするところは、将来における我が国の経済社会の発展の基盤となる優秀な研究者を機動的かつ集中的に海外へ派遣し、研鑽や研究の機会を拡大するとともに、国際的視野に富み、我が国の競争力強化の源となる有能な研究者を養成することにあります。

東北大学「若手研究者海外派遣による最先端科学・工学グローバル・キャリアディベロップメント」について

東北大学大学院工学研究科は、本基金により運営される「組織的な若手研究者等海外派遣プログラム」の実施機関として採択されました。工学研究科を中心として、情報科学研究科、医工学研究科、流体科学研究所との共同で『若手研究者海外派遣による最先端科学・工学グローバル・キャリアディベロップメント』と名づけたプログラムを推進します。

同プログラムでは、平成22年3月より平成25年2月までの3年間にわたり、若手研究者等(学部学生、大学院生、ポスドク、助教、及びこれらに相当する職の者)を、海外の著名な大学・研究機関等に組織的に送り出し、海外での研鑽を通じ将来を担う国際的視野に富む有能な研究者を養成することを目指します。

東北大学は、平成19年策定のアクションプラン(井上プラン)の中で、「世界リーディング・ユニバーシティ」を目指す国際性重視の理念を掲げています。平成21年度には、文部科学省 国際化拠点整備事業(グローバル30)に採択され、海外の学生が日本に留学しやすい環境を提供する国際化拠点の形成に向けた取り組みを開始しています。
本プログラムでは、質の高い国際的教育環境の実現を加速する組織的な取り組みとして、

  • (1) 研究・教育の資質向上のため、組織内の助教以上の全教員に対してグローバルな研究・教育の経験を持たせること
  • (2) 学部から博士まで一貫したグローバルな教育を行うため、早い段階から海外研修(国際共同研究、インターンシップ等)を体験させること

以上の2つを具体的なアクションとして、世界をリードできる人材育成を進めていきます。

3年間の期間を通して約100名の海外派遣を計画しています。

○実施期間:平成22年3月1日~平成25年2月28日

○本プログラムは、のべ99名の海外派遣を実施し、無事終了いたしました。

○海外で研究をおこなった若手教員、学生の成果については、「派遣研究者一覧」「派遣学生一覧」の項目をご覧ください。