ものづくりのフロンティアをゆく!

機械知能・航空工学科オープンキャンパス

オープンキャンパスの様子

 青葉山の緑が一年で最も輝く季節。県内外の高校生や広く一般の方々を迎えて、オープンキャンパスが開催されました。多彩な個性の研究室公開、機械系の名物教授が語るオープン講義、ガイドの在学生とともに公開テーマを探訪するラボツアー(全10コース)など、大学生活の一端に触れていただこうと、さまざまな企画が用意されました。見学者は、工学部全体で6,436人、機械系3,321人(共に2日間延べ人数)と盛況のうちに終えることができました。

 この機会をとらえて「機械工学フロンティア」の成果発表会が、ポスター形式で行われました。27にわたる研修テーマを担当した学生が一同に会し、対話形式で来場者のみなさんに研修の成果を語り、質問に答えました。来場した高校生からは「学生さんの話がとてもわかりやすくておもしろい」「キャンパスに来てみることで、写真やパンフレットだけではわからない大学の雰囲気がわかる」などの好意的なコメントをいただきました。

 いくつかのテーマについては、ロボットのデモンストレーションを行ったり、来場者に実験を体験してもらいました。このような対話形式の発表は、コミュニケーションスキルのトレーニングとしても有効です。「研究を簡単に説明することは難しいけれど、相手の反応にあわせて、興味を持ってくれたところを重点的に話すようにしました」「普段は目にすることのない実験の光景を見てもらって、知的好奇心を刺激することを心がけました」など、説明のしかたにも創意工夫がなされたようです。

 一般来場者に混じって教員も聞き手にまわり、プロジェクトの成果や説明のわかりやすさなど、複数の観点から採点を行いました。プロジェクトは成功か失敗かという二元的な尺度で評価するのではなく、むしろ失敗から何を学んだのか、うまくできなかった原因をどこまで追究して、どれだけ次に活かす糧とすることができたのか、が重要です。堂々と発表する学生の姿に、教員は成長の軌跡を見出していました。

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