医工学研究科とは

医工学研究科では、数学、物理学、化学などを学術基盤とした工学によって、医学・生物学を革新することを目指しています。学生は分子生物学・基礎生理学・病院見学等を通じて、分子・細胞・臓器レベルの医学・生物学を体系的に学修するとともに、医工学研究を遂行することで、医療・福祉における科学技術の発展と革新を担う創造性と高い研究能力を養うことができます。

機械系との連携講座では、微細加工技術や半導体集積技術、計測技術、数値解析技術などの機械工学を基盤とし、医療・福祉に有用な工学技術の開発を行っています。例えば、低侵襲治療や遠隔地治療のための治療診断機器や日常的に健康を見守るウェアラブルデバイスなどの開発が行われています。また、疾患の要因の解明や新たな医用デバイスの設計のために、バイオメカニクスに基づく医用シミュレーションの研究なども行われています。