ものづくりのフロンティアをゆく!

ストラスブール大学(フランス・ストラスブール) 2009年6月27日〜7月25日

与えられた機会を、
自ら成長する好機とする。
求知心が原動力、積極姿勢が鍵。

ある日突然、海外研修の話が舞い込んだ時、学生としてはどんな感懐を抱くのであろうか。逡巡? 意欲? 困惑? 一も二もなく「ラッキー!」と喜んだのが、ここにご登場いただく小原さんだ。研修を振り返るに当たっても「貴重な機会を与えていただきました」と感謝の意を繰り返す。これからも続くであろう小原さんの研究者としての道程。そのマイルストーンとして語られることになるかもしれないストラスブールでのひと夏の体験を振り返ってもらった。

大学院情報科学研究科 システム情報科学専攻
橋本・鏡研究室
小原 健さん 博士課程前期2年


地図 ノートルダム大聖堂

ノートルダム大聖堂。美しいばら色の壁は、地元産の砂岩に由来する。片側だけにそそり立つ尖塔が特徴。これは軟弱な地盤を考慮したため。

プチット地区

プチット=フランス(小さなフランス)地区。アルザス伝統の白壁に黒い木組みの建物が軒を連ねている。かつては漁師、革なめし職人、製粉業者などが暮らしていた。

ストラスブール

 フランス北東部に位置するアルザス地域圏の首府。仙台(783.55km²)の約10分の1の面積(78.26 km²)に、およそ27万人が暮らす。地名の語源はドイツ語で「街道のまち」。道路、鉄道、河川の交通の交差する通商の要所で、「ヨーロッパの十字路」と呼ばれている。ライン川にフランス最大の河川港を擁する。
 かつてはドイツの神聖ローマ帝国(962年 - 1806)に属していたが、近世初頭にフランスが侵略。以後、独仏間でたびたび領有権が争われた。言葉や食生活、建築などにドイツの影響が見てとれる。今日では「ヨーロッパの歴史を象徴する都市」として知られる。
 ノートルダム大聖堂とアルザスの伝統家屋が密集したプチット=フランス地区が、ユネスコの世界遺産に登録され、多くの観光客を集めている。

小原 健さん

「向こうの学生さんは日本の文化にとても興味があり、マンガ(よく話題に上ったのがドラゴンボール)などは私よりも詳しいほどでした。マンガは世界共通言語なんですね」

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