- 東北大学-リヨン サマースクール
2009年9月1日~9月11日
研究に国境はない。
グローバルな時代に必要とされる
異文化への敬意と理解を、
自らのまなざしと体験を通じて養う。


(左)クロワ・ルース地区。古くから絹織物の盛んなところで、織機向けの高い天井を持った建物が立ち並んでいる。(右)テロー広場(市庁舎横)にあるフレデリク・バルトルディ作の噴水。
リヨン
フランス南東部に位置する都市。ローヌ=アルプ地域圏の首府にしてローヌ県の県庁所在地です。フランス王国に併合された14世紀から絹織物交易の一大中心地として栄え、19世紀前半にはヨーロッパ最大の絹織物・繊維工業都市となりました。また、フランスの金融中心地としての顔も持ち、多くの銀行の本店が置かれています。永井荷風は1907(明治40)年に銀行員としてリヨン(8カ月)とパリ(2カ月)に駐在、その体験を基に『ふらんす物語』を著しました。小説家つながりで付記すれば、リヨンの空港「サン=テグジュペリ」は、リヨン出身の小説家 (代表作『星の王子さま』)の名前です。ユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録されているソーヌ川沿いにある旧市街も有名。また「食通の街」」としても知られ、内外から美味目当ての観光客が訪れています。